私たちと同じくメルボルンに滞在していた大学の後輩がもうすぐ日本へ帰るということだったので、夫と3人で一緒にタスマニア州を旅行することに。語学学校のホリデー申請は学校によって無料でない場合もあるので要確認。
オーストラリアの州
そもそもタスマニアとは?ということで、オーストラリアの6州+αを軽く説明。
- ニューサウスウェールズ州:シドニーが州都。間違えやすいが首都ではない。州の名前は、イギリスが上陸したときに「新しい(イギリスから見て)南にあるウェールズ!」とニューヨーク的なノリで名づけられた。
- ビクトリア州:メルボルンが州都。私はここに住んでます!ヨーロッパ風の街並みが残る、アートや音楽も楽しめるおしゃれな街。
- クイーンズランド州:州都はブリズベン。グレートバリアリーフで有名なケアンズやゴールドコーストなど、海のイメージが強い。
- 南オーストラリア州:州都はアデレード。すごい乾燥してるらしい。
- 西オーストラリア州:州都はパース。とにかく広いが人が住む地域はごく一部。
- タスマニア州:州都はホバート。北海道の80%程のサイズの小さな島。
- オーストラリア連邦首都特別区:ここが首都・キャンベラのあるところ。
- 北部準州特別地域ノーザンテリトリー:地球のおへそ・ウルルはここ。ネタバレだけどワーホリ30週目にここにも行った!
初めての海外ドライブ
朝4時起床。メルボルン空港から1時間ちょっとでホバート空港に到着。3つの町に2泊ずつ滞在する一週間の旅行の命運は、すべて夫の運転にゆだねられている。ちなみに国際運転免許は日本の警察署とかで申請すればすぐ受け取れる。講習もない。怖い。
オーストラリアの道路は日本やイギリスと同じで左側通行なのでそこは安心だけど、日本にはあまりない環状交差点や野生動物(悲しいことに轢かれた子たちにものすごい頻度で遭遇する)に十分注意!!
Day1 ~4時間ほどドライブして最初の宿へ~
朝カフェで食べたスキャロップパイ(ホタテパイ)が驚きのおいしさ。個人的に、オーストラリア名物の食べ物ってあまりおいしくないなーと思ってたんだけど、これはおいしい。そしてランチは魔女宅のモデルにもなっているRoss Bakery、ここでもスキャロップパイをおかわり。バニラスライス(オーストラリア発祥のミルフィーユみたいなデザート)もおいしかった。
Day2 ~Cradle Mountainをハイキング~
私は旅行の計画が苦手でほかの二人におまかせしていたので、そもそもハイキングがあることをちゃんと認識していなかった。ほぼ人生初のハイキングは、ヘモグロビンが少なくて毎年健康診断で注意されている体力ゼロの私にはめっちゃくちゃきつかった・・・!でも頂上はすごくいい景色で、ホテルの朝ブッフェでくすねてきたリンゴをかじったらおいしかった。おにぎりがあればなお最高・・・。山のふもとでは野生のウォンバットを観察することもできた。
Day3,4 ~フレシネへ移動~
タスマニアの端っこの町フレシネでは、広いキッチンの付いたロッジに宿泊。旅行中にその地域のグロサリーで食材を買って料理するのって楽しいよねー。そしてフレシネ国立公園で2度目のハイキング。前日に再度ホテルでくすねたりんごがこの日もおいしかった。
Day5 ~州都ホバートへ~
道中のリッチモンドという村で、人生最大のトイレピンチを何とか回避。ホバートでは、OGEEというちょっといい感じのイタリアンレストランでディナー。メインディッシュのマグロやデザートのサバランが非常においしかった。牡蠣もおいしーい!
Day6 ~Bruny Islandツアー~
ミニバスごとでっかい船に乗り上げて、タスマニア本島から少しだけ離れたBruny Islandという島へ。ハチミツ屋さん、チョコ屋さん、イタリアンランチ(牡蠣!)、ビーチ、チーズ屋さん、森の探検など連れていってもらった。ガイド付きツアーって久しぶりだったけど、いろいろ解説してもらえるし何より移動中寝れて良い・・・!ここでは普通のワラビーだけじゃなく、ホワイトワラビーという珍しい子も見れた。
Day7 ~最終日~
サラマンカマーケットというそこそこ大きいマーケットを散策。旅の楽しみと言えばマーケット!この時まだ無職なものでお財布はなかなか開けられなかったけど、いろいろなお店を見るのが楽しい。
最後に行ったMONAという美術館は古代エジプトの展示から前衛的な映像作品まで幅広くあった。のぞくとウンチがある穴が夫のお気に入り。私が気に入ったのは「4PM」という催し?で、毎日ある作曲者の方が4PMまでに短編曲を即興で書き下ろし、時間になったら演奏者(カルテット)が登場して実際に演奏するというもの。作曲家の方がタブレットで楽譜を書き進めていく様子がLIVEで見れるんだけどこれが鮮やかで見入ってしまったし、その場でチャプターごとに確認しながら仕上げていく演奏も素晴らしかった。そしてバイオリンの1st奏者はなんと日本人だった。すごい!
いままでいろんな国を旅行したけど、今回のタスマニア旅行は、人生で一番南極に近づいた経験になった!